中国の世界遺産といえば「万里の長城」があります。
北京近郊には数多くの世界遺産があり、
「北京と瀋陽の明・清朝の皇宮群(北京故宮など)」
「天壇:北京の皇帝の廟壇」
「頤和園:北京の皇帝の庭園」
「周口店の北京原人遺跡」
「明・清朝の皇帝陵墓群(明の十三陵など)」
といったものがあります。しかし、そのなかでも「万里の長城」は圧倒的な存在感
と知名度を誇ります。
宇宙からも見えるといわれる巨大な城壁は河北省、北京市、山西省、陝西省、
内モンゴル自治区、寧夏回族自治区、甘粛省まで至る現存するものだけでも
約3,000km。総延長距離12,000kmにも及ぶものです。
「万里の長城」の城壁は、秦の始皇帝が造ったといわれていますが、始皇帝の
時代の長城は土製で、馬や人が乗り越えられなければ良いということで、さほど
高い城壁では造られませんでした。
現在の形になったのは中国人の王朝の明(1368年~1644年)がモンゴル人の
王朝である元を北方の草原へ追放し、長城を強化してからです。
つまり、紀元前7世紀に城壁が築かれ始めて、明代後期の紀元1600年ごろまで、
およそ2000年かけて万里の長城は築かれたということです。
そしてまた、長城建築の歴史は、戦争を繰り返してきた中国の王朝史を象徴する
ものであり、明代の建築技術の高さを伝えるものでもあります。
2008年7月21日 09:50 |個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0)
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